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雪崩事故 ビーコン不携帯で捜査難航相次ぐ 装備徹底を 長野

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雪崩事故 ビーコン不携帯で捜査難航相次ぐ 装備徹底を 長野

スキー場のゲレンデ外に通じる出口に設置されたビーコンチェッカー=2月、長野県白馬村(白馬村観光局提供、共同) スキー場のゲレンデ外に通じる出口に設置されたビーコンチェッカー=2月、長野県白馬村(白馬村観光局提供、共同)

 最近は、自然の斜面をスノーボードやスキーで滑るバックカントリーの人気も高い。

 白馬村は、2月に開催されたバックカントリースキーの世界大会予選を前に、村内2カ所のスキー場で、ゲレンデ外に通じる出口にビーコンの電波を受信するチェッカーを設置した。観光局の佐藤裕二事務局次長は「外に一歩出たら危険だと自覚してほしい」と念を押す。

 ゲレンデ外の雪崩死亡事故で装備の状況を調べたNPO法人「日本雪崩ネットワーク」(横浜)によると、平成18年から10年間で、死亡者76人のうち29人が、登山者に限れば23人のうち18人がビーコンを所持していなかった。理事の出川あずささん(56)は「ビーコンは生還の可能性を確実に高める。無関係な場合もあるが、万全の準備は大前提」と訴えている。

 ビーコン 特定の周波数の電波を常時発信する装置。ベルトなどで体に固定することで、電波の受信者に居場所を知らせることができる。捜索時は、救助する側が電波を受信できるように設定を切り替える。発信者との距離や方向が、救助側の液晶画面に表示されるデジタル式が主流。雪崩対策の装置を「雪崩ビーコン」と呼んで区別することもある。

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