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JDI、社長人事を撤回 有賀修二氏が一転続投へ

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JDI、社長人事を撤回 有賀修二氏が一転続投へ

 液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は18日、東入来信博副会長執行役員(68)が次期社長に内定していた人事を撤回し、有賀修二社長(58)が続投する人事を発表した。東入来氏は代表権のある会長に就任し、最高経営責任者(CEO)も兼務する。6月21日付。上場企業が内定した社長人事を変更するのは異例だ。

 広報担当者は有賀氏について「液晶事業に詳しく、今回の人事が最適と判断した」と説明した上で、東入来氏がトップであることに変わりはないとした。JDIは17年3月期の純損益が3年連続の赤字となり、構造改革を進めるには事情に詳しい有賀氏が必要と判断したとみられる。

 有賀氏は代表権のない社長となり、最高執行責任者(COO)の兼務を継続する。社長交代を発表した3月の段階では代表権のない取締役とされ、事実上の降格だった。資金不足に陥り、筆頭株主の産業革新機構から事実上の救済を受けたことの責任を取ったとみられていた。

 東入来氏はJDIの出資先であるJOLED社長を兼務している。JDIは液晶、JOLEDは次世代パネル「有機EL」を手掛けており、いずれも革新機構が筆頭株主だ。JDIがJOLEDを年末までに子会社化する予定だが、当初想定より遅れている。

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