産経ニュース

【ゆうゆうLife】死ぬまで自宅で 介護支える「定期巡回・随時対応サービス」普及進まぬ背景は…

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【ゆうゆうLife】
死ぬまで自宅で 介護支える「定期巡回・随時対応サービス」普及進まぬ背景は…

定期巡回・随時対応サービスで利用者宅を訪れた介護福祉士 =横浜市青葉区 定期巡回・随時対応サービスで利用者宅を訪れた介護福祉士 =横浜市青葉区

 男性の母親は、食事介助、水分補給、排泄介助など約30分のサービスを1日3回受ける。男性は「以前は畑に出た後も気がかりで、何度も様子を見に家へ帰っていた。だが、今は介護生活に1日3回、3本の柱が入り、その間を埋めれば済む感じ。朝食を作っておけば、朝早く畑にも出られる。本当に楽になった」と言う。

 事業者と24時間態勢で連絡が取れる安心感も大きい。男性は「在宅介護の時代だといわれるが、家族だけではとても続かない。精神的な支えにもなっている」と話す。

 男性の母親にサービスを提供するのは、社会福祉法人「若竹大寿会」(横浜市青葉区)。法人本部の山岡悦子副本部長は「医療サービスが常時必要な高齢者だと難しい面があるが、このサービスがあれば最期まで自宅での生活を支え切れる」と自信を見せる。

 生活援助がネック

 だが、定期巡回・随時対応サービスは、予想されたほど普及は進んでいない。

 これまで、事業者は利用動向が読めず、収益の確保に不安もあって参入が進まなかった。山岡副本部長はその理由の一つに、食事作りや買い物、掃除といった「生活援助」の希望が根強いことを挙げる。排泄介助や体位交換などの「身体介護」は20分程度で済むが、炊事などの生活援助が入ると滞在時間が延び、訪問できる人数が限られてしまう。

続きを読む

このニュースの写真

  • 死ぬまで自宅で 介護支える「定期巡回・随時対応サービス」普及進まぬ背景は…

「ライフ」のランキング