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【ゆうゆうLife】死ぬまで自宅で 介護支える「定期巡回・随時対応サービス」普及進まぬ背景は…

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死ぬまで自宅で 介護支える「定期巡回・随時対応サービス」普及進まぬ背景は…

定期巡回・随時対応サービスで利用者宅を訪れた介護福祉士 =横浜市青葉区 定期巡回・随時対応サービスで利用者宅を訪れた介護福祉士 =横浜市青葉区

 1人暮らしでも最期まで自宅で暮らせるように、約5年前に介護保険制度に導入された「定期巡回・随時対応サービス」の普及、利用が伸び悩んでいる。市区町村で整備状況に差があり、また、サービス自体がない自治体もある。背景には、サービスを提供する事業者の収益性の低さや、またその遠因となっている利用者側の理解不足があるようだ。(佐藤好美)

 「生活に柱できた」

 横浜市青葉区で農業を営む男性(56)は、母親(87)を自宅で介護している。パーキンソン病の母親は要介護3で転倒しやすく、家ではほとんど寝たきりで過ごす。

 以前は訪問ヘルパーに来てもらっていたが、昨年、自宅で1人でいたときに脱水症状を起こし、救急車で運ばれた。以来、ヘルパーが頻繁に顔を出してくれる定期巡回・随時対応型訪問介護看護(定期巡回・随時対応サービス)を使うようになった。

 福祉先進国といわれるスウェーデンを手本の一つに導入されたサービスだ。介護職や看護師が排泄(はいせつ)介助や食事介助のため、家々を順繰りに回る「巡回訪問」と、コールに応じて臨時に訪れる「随時訪問」がセットになっている。一般的な訪問介護と違い、体調次第で訪問回数や内容を柔軟に変更できる。月額利用料は要介護度などに応じて定額で、利用回数の増減で利用料に変更はないのが特徴だ。

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