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アルツハイマー病診断が向上 症状なくても早期に発見

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アルツハイマー病診断が向上 症状なくても早期に発見

4月の国際会議では認知症の最新の診断法などについて話し合われた=京都市の国立京都国際会館 4月の国際会議では認知症の最新の診断法などについて話し合われた=京都市の国立京都国際会館

 認知症の中で最も多いアルツハイマー病(AD)の診断が、技術革新によって格段に向上している。4月に京都で開かれた「第32回国際アルツハイマー病協会国際会議」では、症状として表れない段階でも脳内の画像によって診断できることが報告された。発症までに25年以上かかるともいわれるAD。早期発見で進行を防ぐなど、効果的な治療計画の策定に生かされそうだ。(坂口至徳)

 ◆認知症国際会議で

 国際会議では、「認知症の最新の科学」をテーマに全体会議を開催。オランダ・アムステルダム自由大学医療センターのフィリップ・シュルテンズ教授(認知脳科学)が、110年に及ぶAD診断の歴史について説明し、「治療は『治癒』まで至っていないが、実現するためには確度の高い診断が必要」と強調した。

 ADの発症原因は、脳内に「アミロイドβ(Aβ)」や「タウ」と呼ばれるタンパク質が沈着し、脳神経細胞を死滅させるという仮説が一般的だ。

 ADは、ドイツの医師、アロイス・アルツハイマーが妄想や記憶障害が進行する女性の治療を通じて、1907年ごろに発見、報告。患者の死後の解剖により、脳の神経細胞が変化し脱落するなど特徴的な現象があることが分かった。

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