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【書評】国士舘大学特任教授・百地章が読む『共産主義の誤謬 保守政党人からの警鐘』福冨健一著 「暴力革命」「天皇制廃止」捨てない共産党の真の姿とは

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【書評】
国士舘大学特任教授・百地章が読む『共産主義の誤謬 保守政党人からの警鐘』福冨健一著 「暴力革命」「天皇制廃止」捨てない共産党の真の姿とは

『共産主義の誤謬 保守政党人からの警鐘』福冨健一著 『共産主義の誤謬 保守政党人からの警鐘』福冨健一著

 天皇陛下の「お言葉」は憲法違反であるとして、国会開会式の第1回から出席を拒否してきた共産党が、昨年1月初めて出席した。また昨年夏の参議院選では、共産党は民進党などと初めて手を組んで野党統一候補を実現、党の得票数を100万票近く増やした。共産党は、本当に革命政党から国民政党に変わったのか。そして国民はそれを本当に信じてもいいのか。

 この問題について、本書は共産党の公式文書である一連の綱領や委員長発言などを基に詳しく分析し、その本質と危険な体質は変わっていないことを明らかにした。

 それによれば、共産党はコミンテルン(共産主義インターナショナル)の日本支部として発足以来、「天皇制の打倒」を掲げており、その目標は今も変わらない。最新の2004年綱領では、「天皇の制度の存廃は、将来、国民の総意によって解決されるべきだ」としている。

 しかし、12年1月10日、志位和夫委員長は、共産党本部で開催された「綱領教室」で、「日本の将来の発展の方向としては、天皇の制度のない、民主共和制を目標とする」と述べている。

 また、同党はオウム真理教などと並んで、現在でも「破壊活動防止法」の調査対象団体とされている。それは同党が朝鮮戦争当時、全国で交番の襲撃や火炎瓶闘争などの暴力主義的破壊活動を行っており、いまなお、「敵の出方」次第では「暴力革命」を辞さないとの方針を変えていないからである。

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