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【スクリーンとともに】目や耳が不自由な人も赤ちゃん連れも多様な映画を楽しんで 東京・田端の単観映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」

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【スクリーンとともに】
目や耳が不自由な人も赤ちゃん連れも多様な映画を楽しんで 東京・田端の単観映画館「シネマ・チュプキ・タバタ」

かわいらしいインテリア類も特徴のシネマ・チュプキ・タバタ=東京都北区のシネマ・チュプキ・タバタ(藤井克郎撮影) かわいらしいインテリア類も特徴のシネマ・チュプキ・タバタ=東京都北区のシネマ・チュプキ・タバタ(藤井克郎撮影)

 わずか20席ながら、すべての座席の肘掛けにイヤホンジャックが備え付けられている。受付で借りたイヤホンを差し込むと、音楽に乗って音声が流れてくる。「シネマ・チュプキ・タバタへようこそ」。ここは、誰にとっても優しい日本初の“ユニバーサルシアター”、東京・田端の「シネマ・チュプキ・タバタ」だ。

始まりはサイレント映画の「街の灯」

 JR山手線と京浜東北線が分岐する田端駅の近く、田端駅下仲通りにシネマ・チュプキ・タバタ(以下チュプキ)が誕生したのは、昨年9月のことだ。

 視覚や聴覚に障害のある人、車椅子のお年寄り、小さな子供連れなど、誰にとっても優しい日本初のユニバーサルシアターをコンセプトにしている。

 運営母体は、ボランティア団体「バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ」。代表の平塚千穂子さん(44)が、視覚障害者も映画鑑賞を楽しめるようにと、2001年から音声ガイド作りに取り組んで始まった。

 音声ガイド作りのきっかけは、チャールズ・チャプリンが監督、主演したサイレント映画で、盲目の花売り娘とのふれあいを描いた「街の灯」(1931年)を、目の見えない人にも楽しんでもらおうという無謀な企画だった。

 これは実現しなかったが、知り合った視覚障害者から、サイレントどころか普通にせりふのある映画も見る機会がないといわれ、テレビの副音声みたいなものをつけてほしいと要望された。

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