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【知ってる?!】遺伝子検査(3)個人情報管理を徹底

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【知ってる?!】
遺伝子検査(3)個人情報管理を徹底

 自分がなりやすい病気や体質を知ることができる遺伝子検査は病気の予防に役立ち、国民全体の健康を増進すると同時に、増大する医療費の抑制にも寄与すると期待されている。一方で、「生命の設計図」といわれる遺伝子の情報はまさに究極の個人情報であり、遺伝子検査を手掛ける企業には徹底した情報管理が求められている。

 経済産業省は平成16年に遺伝情報を利用する事業を対象とした個人情報保護ガイドラインを策定した。業界最大手のジェネシスヘルスケア(東京都渋谷区)ではガイドラインに基づき、利用者から送られてきた検査試料は匿名化したID番号で厳重に管理。さらに利用者の氏名などの個人情報と、検査結果のデータはそれぞれ完全に分離したシステムで管理し同じ人物が両方のシステムにアクセスできないようにするなど、個人を特定できないセキュリティー体制を導入している。

 また18年に設立されたNPO法人「個人遺伝情報取扱協議会(CPIGI)」では、ガイドラインの順守に加え、技術的側面や倫理的・法的・社会的側面から信頼できるサービスを提供しているかを審査する「CPIGI認定」を制定。昨年、同社を含む9社10件が初認定された。多数の企業が新規参入するなか、信頼性の高いサービスを選定する上で参考になる。

 同社の宮部喬史執行役員は「遺伝子検査サービスの健全な発展を通じて、より多くの人が長く健康に過ごせるよう貢献していきたい」と話している。(取材協力 ジェネシスヘルスケア)

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