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【第29期女流名人戦】三番勝負第1局(4)藤沢が逃げきり先勝

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【第29期女流名人戦】
三番勝負第1局(4)藤沢が逃げきり先勝

【囲碁女流名人戦第1局】謝依旻女流名人に勝利し、感想戦をおこなう藤沢里菜女流本因坊(左)=1日、京都市上京区の平安女学院大学(寺口純平撮影) 【囲碁女流名人戦第1局】謝依旻女流名人に勝利し、感想戦をおこなう藤沢里菜女流本因坊(左)=1日、京都市上京区の平安女学院大学(寺口純平撮影)

 黒 女流本因坊 藤沢 里菜

 白 女流名人  謝 依旻

 217手完、黒中押し勝ち

 【124~217】持ち時間各3時間

 先番(黒)6目半コミ出し

 男女を問わず一番勉強している棋士は?と、プロ棋士に問うと、「藤沢里菜女流本因坊(18)でしょう」との答えが返ってくることが多い。若い棋士にとっては、最高にうれしいホメ言葉だろう。

 序盤で得意の碁形に持ち込んだ謝依旻女流名人(27)だったが、中盤に入ると藤沢女流本因坊が好プレーで巻き返して、黒優勢という状況で中盤戦の後半を迎えた。

 局後、謝女流名人が真っ先に悔やんだのが左辺白26とツメた手である。参考図、白1から11と捨て石にしてからシメツケを図るのが有力だった。黒12から20までと脱出することになるが、まだ三目中手の余地があり完全には生きていない。とりあえず白21と左辺★を攻め立てれば、下辺黒との絡みもあって、シノギに苦しんだだろう。藤沢女流本因坊は「(下辺)黒27と備えることができて、優勢を意識しました」と語った。

 地合では黒が大きくリードしている。謝女流名人は白28、30と★を大きくのみ込む態勢を取った。解説の瀬戸大樹八段は「まだ先は長いかと思われましたが、藤沢さんは黒31、33から見事なフットワークで勝勢を築きました」と絶賛した。

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