産経ニュース

【マキャベリ流-是非に及ばず】NOBUNAGA(20) 来世はないと考える君主にとっても、祈りは必要である

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【マキャベリ流-是非に及ばず】
NOBUNAGA(20) 来世はないと考える君主にとっても、祈りは必要である

再建された岐阜城天守閣から(関厚夫撮影) 再建された岐阜城天守閣から(関厚夫撮影)

 それにしても織田信長の野郎は-とお師匠(マキャベリ)様(さん)をまねて毒づきたくなった。「安土城にしてもこの岐阜城にしても、なんでこんな高いところばかりに城を築くんだ」と。

 「『百曲がり道』は『健脚向き』ですが『七曲がり道』なら『家族連れ向き』。信長の時代の登城路でもありますからお勧めですよ」。そう聞いたので『七曲がり道』を選んだのだが、けっこう勾配はきつい。石段も多い。

 「なぜ、『所要時間4分』のロープウエーを使わなかったんだ?」という後悔にさいなまれる自分が情けない。「膝が笑う」とは、山道を登り終えた後、下山のさいの疲労困憊(こんぱい)の様子を言いあらわす慣用句だそうだが、小一時間かけて天守閣が再建された山上にたどり着いたとき、すでに膝が大笑いしていた。

 朝方には小雪に見舞われた早春の一日。にもかかわらず大汗をかき、ふうふう言っているような見学者は案の定、筆者一人だけだった。

続きを読む

「ライフ」のランキング