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【天皇陛下譲位】「上皇」のお住まい・ご活動・警備…今後の課題は 宮内庁、組織改編検討へ 有識者会議最終報告

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【天皇陛下譲位】
「上皇」のお住まい・ご活動・警備…今後の課題は 宮内庁、組織改編検討へ 有識者会議最終報告

天皇陛下の譲位をめぐる政府の有識者会議の今井敬座長(右端)から最終報告を受け取る安倍晋三首相 =21日午後、首相官邸 天皇陛下の譲位をめぐる政府の有識者会議の今井敬座長(右端)から最終報告を受け取る安倍晋三首相 =21日午後、首相官邸

 昨年10月以降、計約27時間の議論を重ねた政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の最終報告が21日、取りまとめられた。宮内庁は天皇陛下の譲位を実現する特例法案の国会審議と並行し、譲位後の組織改編などの具体的な検討を始める。明治以降に例のない制度も想定され、同庁幹部は「ご活動に支障が出ないよう制度の運用を考えたい」と話す。

 譲位後に上皇、上皇后となる天皇、皇后両陛下の身の回りの世話をする組織として、現在の「侍従職」から独立した「上皇職」が設置される見込み。侍従職は約80人、皇太子ご一家の世話をする「東宮職」は約50人だが、上皇職はどの程度の規模が適当なのか。

 宮内庁幹部は「両陛下の私的ご活動の部分が不透明」と指摘。有識者会議で上皇を「格下げとしない」との意見が出たことも踏まえ、「譲位直後は東宮職と遜色ない態勢を整え、ご活動に支障が出ないようにしなくては」と強調する。

 皇太子さまと同程度の待遇にする秋篠宮さまとご家族を支える態勢も課題だ。秋篠宮家付は現在約20人だが、東宮職にあたる「皇嗣(こうし)職」では倍以上の増員が求められ、医療や警備態勢の強化も想定される。同庁幹部は「政府と調整しながら宮内庁がリードして進めていきたい」と説明する。

 皇太子さまと秋篠宮さまの公務の役割分担はどうなるのか。

 皇太子さまが陛下の公務を引き継がれるため、原則として皇太子さまの公務は秋篠宮さまが担われるとの見方が強い。ただ、秋篠宮さまは13団体の名誉職に就かれており「お子さまの眞子さま、佳子さまに譲るのか、他の宮家が分担するのかも含め、秋篠宮さまと相談する必要がある」(宮内庁関係者)。

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