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【天皇陛下譲位】両陛下ゆかりの人、最終報告に安堵と注文「ご研究の時間増えたら…」「課題残ったまま」

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【天皇陛下譲位】
両陛下ゆかりの人、最終報告に安堵と注文「ご研究の時間増えたら…」「課題残ったまま」

天皇陛下の譲位を巡る有識者会議の第14回会合。今井敬座長(右)から最終報告を受け取る安倍首相=21日午後、首相官邸(飯田英男撮影) 天皇陛下の譲位を巡る有識者会議の第14回会合。今井敬座長(右)から最終報告を受け取る安倍首相=21日午後、首相官邸(飯田英男撮影)

 陛下と学習院の同級生だった明石元紹さん(83)は、有識者会議の最終報告が陛下のお言葉に言及しなかった点に首をかしげ「お言葉から議論が始まったのだから、憲法上の疑義があるとはいえ、陛下のお考えをうかがう機会を設けるべきだった」と訴える。

 最終報告では、象徴や権威の二重性への懸念が散見されるが、明石さんは「陛下は全身全霊で務めを果たせなくなるから譲ると言っている以上、象徴の務めを皇太子さまに全て譲られるつもり」とみる。その上で「陛下の譲位が実現する方向性が見えただけでは喜べない。皇太子さまの次の世代の安定的継承に向けた課題は残されたままだ」と危機感をあらわにした。

 児童文学を通じ、皇后さまと長年の交流を持つ絵本編集者の末盛千枝子さん(76)も「陛下が譲位をお考えになるに至った背景に触れられていない」ことが物足りなく映った。一方で東日本大震災直後の被災地訪問などを例に挙げ「象徴としての活動により、陛下は日本の心を一つにまとめてくださった。それは国民が一番、よく分かっている。会議の結論としては、落ち着くところに落ち着いたという印象だ」と話した。

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