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「宇宙強国」目指す中国、初の宇宙貨物船打ち上げ 宇宙空間利用の軍事プレゼンス拡大に欧米が警戒感

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「宇宙強国」目指す中国、初の宇宙貨物船打ち上げ 宇宙空間利用の軍事プレゼンス拡大に欧米が警戒感

無人宇宙貨物船「天舟1号」を搭載し、打ち上げられる次世代ロケット「長征7号」=20日、中国海南省の衛星発射センター(新華社=共同) 無人宇宙貨物船「天舟1号」を搭載し、打ち上げられる次世代ロケット「長征7号」=20日、中国海南省の衛星発射センター(新華社=共同)

 【北京=西見由章】「宇宙強国」を目指す中国が20日夜、海南省の文昌宇宙発射場で、次世代運搬ロケット「長征7号」を使用し、同国初の無人宇宙貨物船「天舟1号」を打ち上げた。2022年ごろの完成を目指す有人宇宙ステーションの貨物輸送システムを構築するのが狙い。宇宙開発当局者は「ステーション建設前に宇宙空間で実施する最後の大規模実験」としている。

 天舟1号は筒型で全長10・6メートル、最大直径3・35メートル。6トン超の物資を運搬することが可能だ。打ち上げ後に高度約380キロの軌道に入り、宇宙ステーションの原型となる無人宇宙実験室「天宮2号」とのドッキングを計3回実施する。

 宇宙ステーションを長期間運営するには外部からの燃料補給のほか、滞在する宇宙飛行士の生活物資や実験、補修設備などを輸送することが必要となる。天舟1号はこうした任務の実現に向けて半年近く実験を継続した後、大気圏に突入し「予定海域」に落下するという。

 習近平指導部は2030年までに米露と並ぶ「宇宙強国」入りを掲げ、独自の宇宙ステーション開発に向けて着々と準備を進めている。昨年秋には、宇宙飛行士2人が中国としては最長となる30日間にわたって天宮2号に滞在。地上でのステーションの部品製造もすでに始まっており、今後は主要部分の打ち上げに向けた動きも本格化する。

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