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【夢を追う】鷹匠・石橋美里さん(3) 「ママゴト批判」吹き飛ばす

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【夢を追う】
鷹匠・石橋美里さん(3) 「ママゴト批判」吹き飛ばす

短大時代、パソコンに向かって勉強する石橋さん 短大時代、パソコンに向かって勉強する石橋さん

 気持ちよかったですね。私たちを批判していた人に対しても「見たか!」って感じです。独学でも、しっかりした技術があることを証明できました。少なくとも、表立って、「ママゴト」という人はもういません。

 《獣医に向かって勉強に励んだ。しかし、徐々に迷いが生じる》

 最初に飼って、死なせてしまったQ太郎のことがあり、獣医が小学校以来の目標でした。ただ、高校3年生になって、お世話になっている獣医の先生に話をうかがうと、理想と現実のギャップが見えてきました。

 私は鳥の専門家になりたい。飼っているタカがQ太郎のように、何もしてあげられずに死んでしまうことは嫌だったからです。

 しかし、獣医学部は6年制で、鳥以外に犬や猫の勉強もする必要があります。本格的に鳥だけを勉強できるのは、獣医師の国家試験に合格し、研修を終えてからです。10年近くかかる。

 当時、桃太郎をはじめ合計6羽飼っていました。会えない10年間で、彼らは生きていても飛べなくなっているかもしれない。それは嫌でした。

 《悩んだ末、選んだのは教育だった》

 高校生のころ、作家の佐和みずえさんに、私をテーマにした『鷹匠は女子高生!』という本を出版してもらいました。

 そんなこともあり、地元の小学校などに呼んでもらえる機会がありました。タカの知識に加えて、飼育を通じて感じた命の大切さなどを伝えたかった。

 ですが、子供たちを前に話してみると、自分の伝える力の低さを痛感しました。教える技術を学びたいと思い、進学先を教員免許も取れる地元の佐賀女子短期大学に決めました。

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