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【王室外交物語】職業外交官や政府高官とは別次元 関東学院大教授・君塚直隆

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【王室外交物語】
職業外交官や政府高官とは別次元 関東学院大教授・君塚直隆

プミポン前国王の肖像画が掲げられた部屋で記帳される天皇陛下と皇后さま=3月5日、タイ・バンコクの王宮(酒巻俊介撮影) プミポン前国王の肖像画が掲げられた部屋で記帳される天皇陛下と皇后さま=3月5日、タイ・バンコクの王宮(酒巻俊介撮影)

 さらに昨年には、2015年秋に中国の習近平国家主席が訪英されたときの警備責任者と園遊会で語らったときに、「あのときは大変でしたね」と不愉快な思いをされた女王の偽らざる心情も吐露されている。このように「王室外交」にもさまざまな局面はあるものの、職業外交官や政府高官とは別の次元から、国や国民のため、さらに国際平和のために貢献している「ソフト」の外交について、これからの1年間にわたり見ていくことにしよう。

                   

 次回は5月18日に掲載します。

                   

 ■習近平国家主席の訪英

 2015年10月20日から3日間、中国の習近平国家主席が国賓としてバッキンガム宮殿を訪れた。翌16年5月に女王はこのときの中国側の態度を「非常に無礼だった」と漏らした。国家主席の護衛が英国側の警備に介入したり、赤絨毯(じゅうたん)の長さが短いなどと注文をつけたとされている。これに先立つ14年6月には、李克強首相が女王との会見を強引に実現させたとも言われるが、近年の中国による「外交」は欧米に対しても強硬になっている。

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