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京王プラザホテル 緑川広親・名誉総料理長 日本人で初、権威ある仏料理界の賞

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京王プラザホテル 緑川広親・名誉総料理長 日本人で初、権威ある仏料理界の賞

名誉ある賞を日本人として初めて受賞し、祝福を受ける緑川広親さん(手前)=4月5日、パリ 名誉ある賞を日本人として初めて受賞し、祝福を受ける緑川広親さん(手前)=4月5日、パリ

 ◆全体の底上げを

 7年間の欧州滞在の後、昭和46年に帰国し、新設の京王プラザホテルに入社。62年には総料理長に就いた。「素材を大切にする」。そんなポリシーを守り続けてきた。

 総料理長としての仕事は、料理人として自身が腕を振るうだけでなく、多くのコックを束ねなければならない。「色々な仕事ができるよう人を動かし、技術や知識を学ばせます。そうすることで全体の底上げができるよう心を砕いてきました」

 現在は名誉総料理長として後進の指導に尽力している。「来年のこと、将来のことを考えるのはそれほど大切だとは思いません。それ以上に大切なのは今晩の仕事です。目の前の小さなことを大切にする心が人を育てる」。若くして亡くなった鋳物職人の父親が仕事をする姿を見たことはない。だが、「自分にも物づくりの血が流れていると思うことがある」と話した。

                   ◇

【プロフィル】緑川広親

 みどりかわ・ひろちか 昭和15年、埼玉県川口市生まれ。京王プラザホテル名誉総料理長。2006年、仏政府から農事功労章オフィシエを受勲、平成23年、旭日小綬章受章。著書に「フランス料理 おいしさのエッセンス」ほか。

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