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ネットで騒がれた「曜変天目茶碗」、国宝指定の品々が公開中 「息」のむ瑠璃色の小宇宙

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ネットで騒がれた「曜変天目茶碗」、国宝指定の品々が公開中 「息」のむ瑠璃色の小宇宙

国宝「曜変天目(稲葉天目)」南宋時代・12~13世紀 静嘉堂文庫美術館蔵 国宝「曜変天目(稲葉天目)」南宋時代・12~13世紀 静嘉堂文庫美術館蔵

 テレビ番組で「4点目の曜変天目」との鑑定が出されたことが波紋を呼ぶ中、「まずは、本物を自分の目で見てほしい」と長谷川さんは話している。

                   

4点目? テレビ番組の鑑定をめぐる騒動

 昨年12月に放送されたテレビ東京系の番組「開運!なんでも鑑定団」で、徳島県の男性が出品した茶碗が国宝級の「曜変天目」と鑑定され、2500万円の鑑定額がついた。しかし直後、インターネット上には鑑定結果を疑問視する専門家らの声が相次ぎ、曜変天目の再現に長年取り組む愛知県の陶芸家、九代目長江惣吉さんは鑑定の根拠を示すことなどを求めて放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を申し立てた。これに対し、BPOは「本物かどうか判定する能力がない」として審議対象とせず、テレビ東京は取材に対し一貫して「鑑定結果は番組独自の見解に基づくもの」と回答するにとどまっている。

 一方、所有者の依頼で奈良大の魚島純一教授(保存科学)が今年2月、茶碗の表面の色の成分分析を実施したが、真贋(しんがん)の判定には至っていない。

                   

 稲葉天目は5月7日までの期間限定で「茶の湯」展において展示。その後、所蔵の静嘉堂文庫美術館で6月17日~8月13日に行われる「~かおりを飾る~珠玉の香合・香炉展」で特別公開。藤田美術館の「ザ・コレクション」は6月11日まで。

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