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赤瀬川原平さんの仕事場から見えたもの 「椿会展2017-初心-」

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赤瀬川原平さんの仕事場から見えたもの 「椿会展2017-初心-」

 「椿会展2017-初心-」(畠山直哉撮影)  「椿会展2017-初心-」(畠山直哉撮影)

 前衛芸術家で芥川賞作家、ベストセラー『老人力』の著者など多方面で活躍した赤瀬川原平さんが亡くなって2年半。このほど写真家の畠山直哉さん(59)は東京都町田市の赤瀬川邸を訪れ、仕事場を撮影した。「最初はアーティストのアトリエみたいなものを期待して撮りに行ったんですけど、そんな風情はあまり見つけられなくて。掘りごたつのように足を下ろせる大きな低いテーブルの上に、カメラとか書類とか色鉛筆などがそのままあって。ちょっとしみじみしちゃったんですね」

 ある時期から前衛芸術家というよりも小説やイラストなどで人気を博した赤瀬川さんに対し、畠山さんは半ば批判的見方をしていたという。「学生時代の僕は(赤瀬川さんらが結成した)『ライカ同盟』とか、何ふざけたことを、と思っていました。最近まで僕の中で赤瀬川さんは、芸術家というより文士・文人の類だった」と振り返る。しかし2人は資生堂ギャラリー(東京・銀座)のグループ展「椿会(つばきかい)」の第7次メンバーとして、平成25年から5年間、ともに展覧会を開くことになる。もっとも赤瀬川さんは途中で亡くなってしまうのだが。

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