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医療的ケア児の外出支援 厚労省、患者情報を共有

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医療的ケア児の外出支援 厚労省、患者情報を共有

 厚生労働省は、人工呼吸器などの医療的ケアが必要な障害児(医療的ケア児)が、外出先でも安心して適切な処置が受けられるよう、医療機関の間で患者情報を共有できるシステムの整備に乗り出す。本年度にモデル事業を始め、全国に広げていく。

 医療的ケア児が旅行などで出かける場合、家族は急な発作に備えて外出先周辺の病院の情報を集めたり、本人の医療データを持ち歩いたりしなければならず、全国どこでも必要な医療を受けられる仕組みが求められていた。

 主治医が患者の体の状態や利用する医療機器などをコンピューターに入力し、データベース化。外出先で救急搬送された場合は、搬送先の医療機関が情報を閲覧できるようにする。システムへの登録は希望者に限定する。

 情報流出などセキュリティー上の懸念もあり、モデル事業で安全に運用できるかを確認する。

 近年、新生児医療の進歩で危険な状態で生まれた子供が助かるケースが増え、退院後も人工呼吸器やたんの吸引などが必要な子供は増加傾向にある。厚労省の研究班の推計では、0~19歳の医療的ケア児は平成27年度時点で全国に約1万7千人いる。

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