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【十段戦】余正麒七段が1勝、井山防衛に待った

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【十段戦】
余正麒七段が1勝、井山防衛に待った

十段戦第3局。井山裕太十段(左)の初手に続き2手目を打つ余正麒七段=6日午前、長野県大町市のくろよんロイヤルホテル 十段戦第3局。井山裕太十段(左)の初手に続き2手目を打つ余正麒七段=6日午前、長野県大町市のくろよんロイヤルホテル

 産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「森ビル杯 第55期十段戦五番勝負」の第3局が6日午前9時半から長野県大町市のくろよんロイヤルホテルで行われ、午後6時43分、挑戦者の余正麒七段(21)が204手までで井山裕太十段(27)=六冠=に白番中押し勝ちし、対戦成績を1勝2敗とした。持ち時間各3時間で、残りはともに1分。第4局は21日に大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われる。

 序盤、黒17から下辺で折衝が起き、黒39まで井山が右辺から中央に模様を広げ、余が下辺と上辺に模様を構えて「五分五分の分かれ」(解説の小林覚九段)に。お互い、地をどうまとめていくかが勝負の焦点となった。余が白48ツケと右辺の黒模様に侵入する勝負手。井山は黒49の最強の手で応酬した。その後、白96まで黒が右辺を取り、白が下辺を取るフリカワリとなった。

 この後、井山は黒99三々と左下隅に、さらに左上隅も113から115と三々に入った。左上隅は巧みにシノいで生きたが、黒145が痛恨の失着。「この手で黒146と打っていれば、まだまだこれからだった」と小林九段。逆に余が白146から厳しく攻め、166で左辺の黒石を切断。井山は必死に左辺と左下隅の石のシノギを図るが、余が受け切った。

余正麒七段の話

 「井山さん相手にタイトル戦初勝利を挙げられ、うれしい。第4局もいつも通り、平常心で頑張りたい」

井山裕太十段の話

 「自分が想定したより少しずついろんな所で悪くなった。精いっぱいやった結果なので仕方ない」

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