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梅毒患者、はや1000人超え 昨年同期上回り、過去最速ペース

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梅毒患者、はや1000人超え 昨年同期上回り、過去最速ペース

病原体の「梅毒トレポネーマ」(国立感染症研究所提供) 病原体の「梅毒トレポネーマ」(国立感染症研究所提供)

 梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が皮膚や粘膜から入り込むことで起きる感染症で、主に性行為によって感染する。感染すると皮膚や性器にしこりができ、その後、赤い発疹が出る。発熱や倦怠感などの症状が出ることもあるが、数週間で消えることもあり、患者だけでなく医師も梅毒と気づかないことがある。

 しかし、治療しないと脳や心臓に重い合併症を起こすこともあるほか、周りに感染を広げる恐れもある。性感染症に詳しい日本家族計画協会の北村邦夫理事長は「梅毒を疑って検査しないと見逃してしまう。実際の感染者数はもっと多い可能性もある」と指摘する。

 北村理事長は「口の中の粘膜などからも感染するため、避妊具だけでは感染を防げない」と指摘。決められた期間、薬を飲み続ける必要があり、治っても再度、感染することもある。

 さらに、ここ数年の傾向として厚労省が挙げるのが若い女性への感染拡大だ。厚労省結核感染症課は「20代前半の女性が増えている。妊婦が感染すると流産や胎児に感染する恐れがあるため注意が必要だ」として、気になる症状があれば早期の受診を勧めている。

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