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【健康カフェ(73)】多すぎる薬 高齢者はふらつき、転倒も

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【健康カフェ(73)】
多すぎる薬 高齢者はふらつき、転倒も

 1つだけ飲んでいるときには問題のない薬でも、複数の薬を同時に飲むことで、効き目が強くなり過ぎて副作用が出やすくなったり、逆に効き目が悪くなり病気が治りにくくなったりする「相互作用」が起きることがあります。相互作用が起きる頻度は、4剤までなら1割程度ですが、15剤以上だと8割に上ることが報告されており、薬の数が増えるほど起きやすいことが分かっています。

 また、高齢者では処方される薬が6つ以上になると副作用を起こす人が増えるという報告もあります。多い副作用は、ふらつきや転倒、物忘れで、転倒による骨折をきっかけに寝たきりとなることもあるだけに注意が必要です。

 冒頭の女性には、年齢や体の状況を考え、薬を減らしていくことを提案しました。女性の現在の状態から、治療効果が不明瞭なものがあったので、まずその薬を中止しました。また、かつては病気を抑えるために効果を発揮していたとみられる薬ですが、病気の再燃がないことを確認しながら少しずつ減らしていきました。その結果、今では6剤の薬で体調の悪化もなく元気に過ごしています。

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