産経ニュース

【児童書】『くらやみのなかのゆめ』 著者はエンジニアから宇宙飛行士に 「夜のやみは夢をうみだし、朝の光はその夢を実現するためにある」

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【児童書】
『くらやみのなかのゆめ』 著者はエンジニアから宇宙飛行士に 「夜のやみは夢をうみだし、朝の光はその夢を実現するためにある」

『くらやみのなかのゆめ』 『くらやみのなかのゆめ』

 カナダ人初の宇宙飛行士となった著者の子供時代の体験を基に、夢を持つ大切さを教えてくれる作品。

 クリスは夜、自分の部屋で寝ようとすると、暗闇が怖くてなかなか眠れなかった。しかし、宇宙船の月面到着をテレビで見たのをきっかけに、暗闇を恐れなくなる。

 〈クリスは、やみがちからづよくて、ふしぎで、うつくしいものだとおもえるようになっていました〉

 暗闇の中で宇宙飛行士を目指す気持ちが、大きく膨らんでいく。

 著者はエンジニアや戦闘機パイロットを経て、宇宙飛行士となった。3度宇宙飛行に出かけ、宇宙滞在中には、写真や動画をインターネットに投稿し、話題を呼んだ。

 本書の巻末には、「自分に何ができるかをしずかに考えたのも、くらいやみの中でした。夜のやみは、夢をうみだし、朝の光は、その夢を実現するためにあるのです」と著者からのメッセージがつづられている。

 宇宙への夢が果てしなく広がる一冊だ。(クリス・ハドフィールド作、ザ・ファン・ブラザーズ絵、さくまゆみこ訳/小学館・1480円+税)(油原聡子)

「ライフ」のランキング