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【話の肖像画】元ミュージック・ライフ編集長 星加ルミ子(5) ビートルズがいたから今日がある

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【話の肖像画】
元ミュージック・ライフ編集長 星加ルミ子(5) ビートルズがいたから今日がある

星加ルミ子さん 星加ルミ子さん

 〈単独取材に成功した翌年の昭和41年6月、ビートルズが初来日を果たす〉

 おかげさまで刀の威力ですね。ビートルズが来日したときも、ミュージック・ライフだけが取材させてもらえることにつながったんです。ビートルズが缶詰めになっているホテルに行ったら、ジョン・レノンに「日本のキッズは今、何が好きなんだ」と聞かれて、子供たちは「おそ松くん」っていうテレビでやっている動画の「シェー」っていうのをあいさつ代わりにやっているのよ、と説明したら、すごくおもしろがって4人ともやってくれたんです。その写真はミュージック・ライフに載せることができました。

 そのときに、(マネジャーのブライアン・)エプスタインから、4人一緒のコンサートとしては最後になった翌年のアメリカ公演への同行取材にも招待されたんです。アメリカ公演は14都市でやったんですけど、どこに行ったって同じなんだから、大きなところ5つ見とけばいいやって、5都市にだけ同行したんです。後でみんなに「なんて、もったいない」って言われましたけどね。

 〈編集長になって10年になる昭和50年、慣れ親しんだミュージック・ライフ編集部を離れた〉

 編集長になったのは、ビートルズの取材に行く1週間前。「ビートルズに会うのに、ただの記者じゃ駄目だ。編集長の肩書あげる」って、編集長だった草野(昌一)さんに突然言われてなんです。帰ってきても、編集長の肩書のままでした。ミュージック・ライフはそれまで10万部いくかどうかって雑誌だったんですけど、単独インタビューした号が25万部でほとんど返品もなくて、その後も部数を落とさずに出せたんです。

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