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「月100時間、ありえない」 過労死遺族ら憤り 高橋まつりさんの母「全く納得できない」

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「月100時間、ありえない」 過労死遺族ら憤り 高橋まつりさんの母「全く納得できない」

高橋まつりさんの遺影と母親の幸美さん(天野健作撮影) 高橋まつりさんの遺影と母親の幸美さん(天野健作撮影)

 電通の新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=の過労自殺をきっかけに、社会問題になった長時間労働。「月100時間」の残業は、過労死ラインとされる「月80時間」を超えてしまう。過労死遺族や過労に苦しんだ人らは「納得できない」「あり得ない」と声を上げた。

 「長時間労働は健康に極めて有害なことを知っているにもかかわらず、なぜ法律で認めようとするのか。全く納得できない」。高橋さんの母、幸美さん(54)は13日、こうコメントした。

 高橋さんが鬱病発症直前に「月105時間」の残業をしたことを労働基準監督署が認定。幸美さんは「娘のように仕事が原因で亡くなった多くの人たちがいる。死んでからでは取り返しがつかない」と訴える。

 約20年前に夫を過労自殺で亡くした「全国過労死を考える家族の会」の寺西笑子(えみこ)代表(68)も「過労死を合法化するつもりなのか。月100時間は到底あり得ない数字。健康で充実した暮らしを確保するという流れに逆行しているのでは」と憤る。寺西さんらは、「過労死対策は国の責務」とする過労死等防止対策推進法(平成26年施行)の成立に尽力したが、「何のための防止法だったのか」と話した。

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