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“不人気”不動産鑑定士、国交省が資格試験を見直し 試験の難しさ下げ、合格後に研修義務化 

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“不人気”不動産鑑定士、国交省が資格試験を見直し 試験の難しさ下げ、合格後に研修義務化 

 土地や建物の価格を評価する「不動産鑑定士」制度に関し国土交通省は13日、資格試験を緩和し、合格後に定期的な研修の受講を義務付ける方針を決めた。受験者数が減少する一方、不動産証券化市場の拡大などで鑑定需要が拡大、多様化している状況に対応する。

 制度見直しを昨年8月から議論してきた有識者会議が同日、中間報告をまとめた。具体案を今夏までにまとめる。

 毎年1回行われる資格試験については、民法や会計学などの知識を問う論文式の2次試験に「科目別合格」を導入し、翌年受験する際には、合格科目の論文を免除。その上で合格後にも研修を受けるよう義務化し、鑑定士の専門性向上を図る。

 鑑定評価制度についても、空き家の増加問題に対応するため簡便で効率的な評価基準を取り入れる。成長分野であるホテル・ヘルスケア施設や再生可能エネルギー発電施設などの事業用不動産に関しては、土地と動産を一体評価する方法を導入。新たに農地も評価対象に加える。

 2016年度の不動産鑑定士の受験者数は1568人。リーマン・ショック後の市況低迷の影響などから、ピークだった06年度の約3分の1に減っている。

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