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【きょうの人】囲碁の女流名人を奪取した藤沢里菜(ふじさわ・りな)さん(18)「男性棋士にも勝ちたい」

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【きょうの人】
囲碁の女流名人を奪取した藤沢里菜(ふじさわ・りな)さん(18)「男性棋士にも勝ちたい」

藤沢里菜女流本因坊=8日午後、大阪府東大阪市の大阪商業大学(奥清博撮影) 藤沢里菜女流本因坊=8日午後、大阪府東大阪市の大阪商業大学(奥清博撮影)

 囲碁の第29期女流名人戦三番勝負を制し、謝(しぇい)依(い)旻(みん)女流名人(27)の10連覇を阻止してタイトルを奪取した。「あこがれの謝さんを倒してタイトルを取ることができた。まだまだ未熟で、謝さんに並んだという実感はないです。これを機にもっと成長したい」

 祖父は独創的な棋風で人気を博した故藤沢秀行名誉棋聖、父は藤沢一就八段という囲碁一家に育ち、自身も6歳で囲碁を始めた。小学生のころから平日は5~6時間、休日は丸一日道場に通い、平成22年に11歳6カ月の史上最年少でプロ入り。対局優先のため、中学を欠席することもしばしばだった。第1局が行われた京都には「初めて来た。修学旅行に参加できなかったので」と喜んだ。

 26年には、史上最年少の16歳1カ月で女流本因坊を奪取。しかし、謝と初の直接対決となった翌年の同タイトル戦で逆転負けを喫し、終局後に流れる涙を止められなかった。勝っておごらず、負けて卑屈にならず-とされる技芸の世界で感情をあらわにした少女に、厳しい目が向けられたことも。

 「自分の気持ちが抑えられない」と、相談した先輩棋士からの助言は「とにかく対局数をこなすこと」。昨年はレベルが高い韓国リーグにも参戦し、どんな不利な状況でもあきらめない勝利への執着を肌で感じることができた。海外での“武者修行”の成果もあってか、昨年の年間勝利数で男女合わせて約450人いる棋士の5位に輝いた。

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