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【からだのレシピ】車中泊での死亡事故を防げ!

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【からだのレシピ】
車中泊での死亡事故を防げ!

ベノサンの災害用弾性ストッキングのセット ベノサンの災害用弾性ストッキングのセット

 ■弾性ストッキングの備蓄 自治体で加速

 長期にわたる車中泊が問題となった熊本地震から4月で1年。この間、自治体は地域防災計画を見直し、新たな対策を盛り込む取り組みを加速させている。その一つに、血栓予防が期待できる弾性ストッキングの備蓄がある。

 熊本地震では車中泊に伴って死亡事例があった。主な原因は肺の血管に血栓が飛ぶエコノミークラス症候群によるとみられている。

 車中泊による死亡事例は新潟県中越地震(平成16年)でも発生。東日本大震災(23年)でも問題となったが、熊本地震で分かったのは、車中泊対策が十分でなかったことだ。とくに熊本県内などの関連自治体で弾性ストッキングの準備がほとんどなかった。

 全国の自治体ではこれを教訓に備蓄を検討する動きが出ている。岐阜市も、来年度予算で弾性ストッキングの備蓄を目指している。「震災時、市民には適度な運動やこまめに水分をとる重要性を呼びかけているが、市としては弾性ストッキングを備蓄し、まさかの時に備える方針だ」(市防災対策課)という。

 同市では市内を50地域に分け、拠点の小学校などに災害用の備蓄倉庫を整備。そこには発電機や簡易トイレ、食料などを備蓄しており、弾性ストッキングもここで備蓄する予定だ。

 弾性ストッキングを扱うメーカーにも自治体からの相談が増えている。スイスのメーカーの日本法人、ベノサン・ジャパン(東京都千代田区、金盛弘社長)では、災害時・旅行時用として「JET LEGS」を新発売した。同ストッキングは一般医療機器に認定され、避難所などで使いやすく色も黒に統一した。

 自治体からの問い合わせには弾性ストッキングのメカニズムや使い方などが多いという。同社では無料相談を受け付けている。問い合わせは同社事務局(電)03・6638・6003。

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