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横井小楠直筆の漢詩発見 幕末の思想家

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横井小楠直筆の漢詩発見 幕末の思想家

横井小楠の直筆とされる漢詩の掛け軸。右は鑑定した徳永洋氏=22日午後、熊本市 横井小楠の直筆とされる漢詩の掛け軸。右は鑑定した徳永洋氏=22日午後、熊本市

 坂本龍馬や勝海舟らと親交のあった熊本藩の思想家、横井小楠(1809~1869年)の直筆とされる漢詩の掛け軸が見つかったと、郷土史家で熊本学園大招聘教授の徳永洋氏が22日、明らかにした。熊本県出身の男性から持ち込まれた徳永氏が鑑定し確認した。

 幕末に刺客に襲われた際、仲間を置き去りにしたとして藩から武士の資格を剥奪され、収入もなく苦境に立たされていた小楠が、読書や茶を楽しんで前向きに生きようとする姿が詠まれている。

 小楠の旧宅「四時軒」(熊本市)は昨年4月の熊本地震で大規模半壊となっており、徳永氏は「新たな資料の発見が復興の弾みになってほしい」と話している。

 掛け軸は縦約2メートル、横約45センチ。独特の筆致や3カ所に押された印の形状から、小楠の直筆とみられている。漢詩は、1864年から翌年にかけて四時軒で書かれた作品の1首。

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