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【福島第1原発事故】2号機210シーベルト測定 ロボ投入、途中で進めず 調査失敗

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【福島第1原発事故】
2号機210シーベルト測定 ロボ投入、途中で進めず 調査失敗

16日、サソリ型自走式ロボットが撮影した、東京電力福島第1原発2号機の原子炉圧力容器につながる機器交換用レールの端付近。手前はレール上に載っている溶けた保温剤などの堆積物(国際廃炉研究開発機構提供) 16日、サソリ型自走式ロボットが撮影した、東京電力福島第1原発2号機の原子炉圧力容器につながる機器交換用レールの端付近。手前はレール上に載っている溶けた保温剤などの堆積物(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は16日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内にサソリ型の調査用ロボットを投入したが、圧力容器の真下にある鉄製の作業用足場には到達できず、途中で前に進めなくなったと発表した。以前の調査で毎時650シーベルトが推計された場所で線量を計ったところ、毎時210シーベルトが測定された。推計値ではなく実際に計測された値としては、福島第1原発で確認された過去最高の値で、人が近づけば2分程度で死亡するレベル。

 昨年末に始まった2号機の格納容器内調査はいったん終了する。炉心溶融で溶けた燃料デブリの実態把握には至らず、本格調査は失敗した。今後の廃炉作業に遅れが生じるのは必至だが、今回得られた画像などを解析することで新たな情報が得られる可能性もあり、東電は解析を急ぐ。

 東電によると、ロボットは同日午前7時50分ごろ、格納容器の壁の貫通部に開けた穴から投入。圧力容器の真下の足場につながるレールの上を通って足場を目指したが、2~3メートル進んだあたりで左側の走行用ベルトが動かなくなり、前に進めなくなった。東電は「堆積物がはがれて挟まった可能性がある」としている。

 ロボットの温度計で格納容器内の温度を調べたところ、燃料デブリがあるとみられるような高い温度は測定されなかったという。

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