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【ソロモンの頭巾】長辻象平 遺伝子制圧法 ゲノム編集でブルーギル根絶へ

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【ソロモンの頭巾】
長辻象平 遺伝子制圧法 ゲノム編集でブルーギル根絶へ

神奈川県立三ツ池公園の池で2011年6月5日、630人が参加した釣りによる駆除活動で捕獲された5068匹のブルーギル(三ツ池公園・水辺クラブ提供) 神奈川県立三ツ池公園の池で2011年6月5日、630人が参加した釣りによる駆除活動で捕獲された5068匹のブルーギル(三ツ池公園・水辺クラブ提供)

 ブラックバスとともに、代表的な侵略的外来魚に位置づけられるブルーギルが日本の池や湖などで繁殖を開始してから半世紀が過ぎた。分布域は沖縄から北海道までの全都道府県に広がっている。

 生命力が強い。魚や水生昆虫、水草も食べるので漁業や生態系に与える影響は、体の大きいブラックバスをしのぐ。各地で駆除活動が展開されているが、広い湖や河川での完全駆除は望めないのが現実だ。

                  

 このブルーギルの根絶を可能にする先端的研究が、環境省の環境研究総合推進費で進められている。

 その拠点は三重県にある水産研究・教育機構の増養殖研究所。2003年にウナギの完全養殖を達成した国立研究開発法人だ。

 増養殖研を訪ね、ゲノム育種グループ長の岡本裕之さんにブルーギルの撲滅戦略を質問すると「ゲノム編集を使う『遺伝子制圧法』を開発しているところです」と説明してくれた。

 ゲノム編集は遺伝子組み換えと似ているが、異なる技術。狙った遺伝子を効率よく正確にカットする。外から別の遺伝子を入れる組み換えとは区別される。

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