産経ニュース

子供の重い心臓病 胎内で診断、救命可能に 告知された家族へのサポートも大切

ライフ ライフ

記事詳細

更新


子供の重い心臓病 胎内で診断、救命可能に 告知された家族へのサポートも大切

超音波検査で胎児の心臓の状態を確認する医師=横浜市の神奈川県立こども医療センター 超音波検査で胎児の心臓の状態を確認する医師=横浜市の神奈川県立こども医療センター

 かつて命を助けるのが困難だった子供の重い心臓病は、主に超音波(エコー)検査の進歩で、母親の胎内にいるうちの診断が増え、救命の可能性が格段に高まった。一方、誕生前から子供の重病に直面する家族の戸惑いや不安は強く、そのケアも重要だ。心臓病の胎児診断とその後の対応に力を入れている神奈川県立こども医療センター(横浜市)を取材した。

直ちに手術

 「何か病気があるかもしれません」。神奈川県に住む平津信子さん(29)は、妊娠が分かって間もない平成26年12月の健診で、産科医にそう告げられた。赤ちゃんの体にむくみがあるという。

 妊娠8カ月で赤ちゃんの心臓に異常が見つかり、こども医療センターを紹介された。詳しいエコー検査をした医師は「生まれてすぐ手術が必要です」と言った。診断は「重症大動脈弁狭窄(きょうさく)症」。心臓と大動脈をつなぐ場所にある弁の異常で血液の通り道が狭く、全身に十分な血液が行き渡らない。治療しなければ生後数日で死に至る重い病だ。

続きを読む

「ライフ」のランキング