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ピース・又吉、芥川賞受賞後第1作の完成迫る 「文学界」のインタビューで明かす

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ピース・又吉、芥川賞受賞後第1作の完成迫る 「文学界」のインタビューで明かす

又吉直樹さん(寺口純平撮影) 又吉直樹さん(寺口純平撮影)

 芥川賞を受賞した自身初の純文学作品「火花」が250万部を超えるベストセラーとなったお笑い芸人、又吉直樹さん(ピース・又吉、36)の受賞後第1作となる小説が完成間近であることが分かった。7日発売の文芸誌「文学界」(文芸春秋)3月号のインタビューで、又吉さん自ら執筆の進み具合や心境を明かしている。一昨年の出版界を席巻した才人の次の一手に、期待がふくらむ。

 又吉さんへのインタビューは同誌3月号が組んだ芥川賞特集の一つで、〈「火花」から二年、ついに二作目発表へ〉と題して12ページにわたり掲載されている。収録は今年1月16日となっている。

 この中で「火花」に続く2作目の執筆について聞かれた又吉さんは、〈今はだいぶ終盤で書き直してるところ〉と作品が仕上げ段階に入ったことを明かしている。

絶対一つ目より難しい

 芥川賞を受けた「火花」は、売れない若手芸人2人の輝きと挫折を描いた切実な青春小説だった。人気芸人の又吉さんが自らの実感を交えながら、「笑いとは何か」を真摯(しんし)に探究しているのも話題を呼んだ。

 当然次作の内容に興味は向かうが、執筆中ということもありインタビューでは新作のタイトルや題材、具体的な発表時期・媒体などは触れられていない。ただ、「火花」の予想を超える反響がもたらした次作へのプレッシャーや迷い、悩みについて、飾らない言葉で率直に語っているのが興味深い。

 〈ネタを作るときも、一作目はやりたいことのイメージもあるから素直に出来るんです〉

 又吉さんは前作をそう振り返りつつ、執筆中の新作の難しさをこう語る。

 〈でも二作目は、周りの反応が一回聞こえてしまったり、一作目より良いのを書こうと思ってしまったりするから、絶対一つ目より難しいんですよ。小説家というのはそれを何回も乗り越えて書き続けてる人やから、皆すごいなと思います〉

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