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【書評】『夜の庭師』ジョナサン・オージエ著、山田順子訳

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【書評】
『夜の庭師』ジョナサン・オージエ著、山田順子訳

 14歳のモリーと11歳のキップは両親と離ればなれになりながら、アイルランドから海を渡ってイングランドへ。古びた屋敷で奉公するためだ。

 女主人から意地悪されるが、姉は思いのままに物語を紡ぐことのできる話術で奉公先家族と仲良くなり、弟も得意の庭整備で信頼を得ていく。ある日、モリーは夜中に屋敷を歩き回る不気味な男の影を発見。街の人が“近づきたくない”と恐れていた秘密が…。

 知恵と体力を使い、謎の影に立ち向かう姉弟が頼もしい。映画化が決まっているように、情景が想像しやすいゴーストストーリーだ。(創元推理文庫・1160円+税)

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