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【第29期女流名人戦】リーグ戦第8局(1)榊原痛恨、序盤に疑問手

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【第29期女流名人戦】
リーグ戦第8局(1)榊原痛恨、序盤に疑問手

榊原史子六段 榊原史子六段

 黒 六 段 榊原 史子

 白 三 段 奥田 あや

 【1~102】持ち時間各3時間

 先番(黒)6目半コミ出し

 榊原史子六段(46)の観戦記を初めて担当した。東京在住の記者にとって、榊原六段は“関西棋院初の女流タイトル者”という印象がいまだに強い。平成2年、彗星(すいせい)のごとく現れた19歳の榊原二段(当時)が、第12期女流鶴聖戦(15年で終了)で女流の大御所、杉内寿子八段を破って優勝したのである。初の女流名人戦リーグ入りは驚くことではないが、勢ぞろいした現トップクラスを相手には大苦戦を強いられている。

 前局の第3ラウンドで奥田あや三段(28)は手痛い黒星を喫した。藤沢里菜女流本因坊(18)との全勝対決に敗れ、後塵(こうじん)を拝することになった。ただし1敗差を死守すれば、藤沢女流本因坊は一つも負けられない。同星決着の場合、奥田あや三段がリーグ序列上位優先の規定により挑戦権を獲得する。

 両者は公式戦初対局。開始から1時間もたたない頃、ノンビリした空気の記者室で突然「ウソでしょ」と大きな声が上がった。榊原六段の黒19のカカリに対してである。本局解説者の釼持丈八段は参考図「黒1、3と押し切る形と決まっているところです」と指摘した。このあと上辺に白4と構え、黒5、白6を決めてから黒7に回るのが正しい手順である。白6を省けば黒aのツケが厳しく、右辺のスソを止められた上に白bというツラい手を打たされることになる。

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