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【第156回芥川賞・直木賞】芥川賞は山下澄人さん「しんせかい」 直木賞は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」に

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【第156回芥川賞・直木賞】
芥川賞は山下澄人さん「しんせかい」 直木賞は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」に

第156回芥川賞に決まった山下澄人さん(右)と直木賞の恩田陸さん=19日夜、東京都内のホテル 第156回芥川賞に決まった山下澄人さん(右)と直木賞の恩田陸さん=19日夜、東京都内のホテル

 第156回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は山下澄人さん(50)の「しんせかい」(新潮7月号)に、直木賞は恩田陸さん(52)の「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)に決まった。

 ■芥川賞には「王道の青春小説」

 山下さんは神戸市出身。受賞作は雪深い地方にある演劇学校に入った青年が、故郷から遠く離れた地で俳優や脚本家を志す仲間たちと演劇を学ぶ2年間の共同生活をイメージ豊かに描いた。

 選考委員の吉田修一さんは「王道の青春小説として面白かった。作者の立ち位置と描かれている人との距離感にもリアリティーがある」と高く評価した。

 ■直木賞には6度目の候補の恩田さん

 6度目の候補で直木賞に輝いた恩田さんは仙台市出身。早稲田大卒業後、平成4年にデビュー。受賞作は、国際ピアノコンクールを舞台にした青春群像小説。予選から本選へと進む厳しい闘いの中で出場者たちが成長していく姿を描いた。

 選考委員の浅田次郎さんは「大きなスケールの作品をきちんとまとめた。音楽や才能という小説にはしづらいものに、独自の表現と言葉で迫っている」とたたえた。

 贈呈式は2月下旬、東京都内で開かれる。賞金は各100万円。

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