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若々しく大胆…美術家13人、成長の証し 「DOMANI・明日展」国立新美術館

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若々しく大胆…美術家13人、成長の証し 「DOMANI・明日展」国立新美術館

岡田葉「何度聞いても名前を忘れる観葉植物」2016年 岡田葉「何度聞いても名前を忘れる観葉植物」2016年

 海外研修を通じて将来の日本の芸術界を担う人材を育成する文化庁の「新進芸術家海外研修制度」。その成果を発表する19回目となる「DOMANI・明日展」が東京の国立新美術館で開催されている。

 毎回、さまざまな世代で構成されているが、今回は平成22年以後に研修を終えた30代から40代の若手美術家を集めた。その意図通り、若々しい大胆な表現が目立っている。

 ロンドン在住の岡田葉は、個人的な出来事や身近にあるものを客観的に描く。観葉植物の大きな葉があるかと思えば、網の上で焼かれる赤い肉さえも大画面に描写。一見、絵にならないようなものを、何のためらいもなくあっけらかんと自在に表現してしまう。その大胆さはすがすがしい。これまでロンドンを中心に発表を続けてきたが、母国の美術館で本格的に展示されるのは初となる。

 異文化の中に身を置き、自身の作品に磨きをかけているのが金子富之だ。目に見えない異界に興味を持ち、妖怪などをおどろおどろしく描いてきた。彼が研修で選んだ地はカンボジアだった。現地で仏教やヒンズー教といった神々の造形美術に触れスケッチを繰り返し、神々をたけだけしく描出。アンコールワットのあるシエムレアプという聖なる地で暮らし、高僧との出会いもあって神仏の表現に深く切り込んでいった。

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