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【ネット上で議論沸騰】「広島の原爆ドーム」でイルミネーションはありなのか?

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【ネット上で議論沸騰】
「広島の原爆ドーム」でイルミネーションはありなのか?

世界遺産登録20周年を記念したイルミネーションが点灯された原爆ドーム=平成28年12月7日、広島市中区(鳥越瑞絵撮影) 世界遺産登録20周年を記念したイルミネーションが点灯された原爆ドーム=平成28年12月7日、広島市中区(鳥越瑞絵撮影)

 原爆ドーム(広島市中区)で昨年12月から行われているイルミネーションが物議を醸している。主催する広島市は開催趣旨について「より多くの方に平和のメッセージを届けるため」としているが、被爆者から疑問の声が上がっているほか、インターネット上でも賛否が分かれている。終戦から70年以上がたち被爆者の高齢化が進む中、記憶をつなぎ、人々の関心を集めるにはどうしたら良いのか。慰霊の地での観光のあり方を見つめ直す機会となりそうだ。(社会部 小林佳恵)

「違和感ある」「アピール大事」 ネット上の意識は…

 「ありのままの姿を見てもらった方がよいのではないか」

 広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(72)は、戸惑いを隠せない様子だ。生後9カ月のときに爆心地から約3キロの実家で被爆。母親に背負われて逃げる途中で「黒い雨」に打たれた。原爆ドームでも多くの死者が出たからこそ、「そのような場所でイルミネーションはどうなのか」という思いは拭えない。

 佐久間理事長がイルミネーションのことを知ったのは、開催直前の11月下旬のこと。同協議会に疑問の声が寄せられ、市に問い合わせて初めて説明を受けた。「鎮魂の場であるという思いは、私も市も変わらない」と佐久間理事長。だからこそ「事前に話してほしかった」と残念がる。

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