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【マキャベリ流-是非に及ばず】NOBUNAGA(5) 肩で風切る傲慢なる者よ、汝らの明日など知れぬのだ

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【マキャベリ流-是非に及ばず】
NOBUNAGA(5) 肩で風切る傲慢なる者よ、汝らの明日など知れぬのだ

朝焼けに映える安土山と琵琶湖の内湖・西の湖(関厚夫撮影) 朝焼けに映える安土山と琵琶湖の内湖・西の湖(関厚夫撮影)

 「おれさまを師(マエストロ)と呼べ」と奴(やつ)はのたまう。

 何をばかな、と思う。「押しかけ女房」や「押しかけ弟子」なら聞いたことがあるが「押しかけ師匠」とは…。この過剰ともいえる自意識がルネサンス精神なのかもしれないが、大和心ではない。

 是非に及ばず-。

 織田信長が意味したように「言語道断!」と切って捨てたいところだが、ここは一番「やむをえない」との国語辞典の解釈に従うとするか…。

 第一、そう諦念しないと、「マキャベリで斬る日本史」という綱渡りのようなテーマの綱の上にも乗れない。とはいえ、“頼みの綱”というわけではなく、“わら”または“蜘蛛(くも)の糸”にすがっているというのが現状なのだが。

 とにかくここは我慢-。

 あれこれと思いにふけっているうちに、年が明けた。さて以下は合戦の記述のようだが、実はそうではない。435年前、『信長公記』が描く年賀での出来事である。

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