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「高齢者」定義見直し 世界に先行、定年延長など課題

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「高齢者」定義見直し 世界に先行、定年延長など課題

 医療の発達や衛生環境の改善に伴って高齢化は世界的に進み、世界保健機関(WHO)によると、2015年の世界全体の平均寿命は00年から約5歳延び71・4歳だった。

 一方、国際機関や各国の「高齢者」の概念は60歳以上や65歳以上が一般的。平均寿命世界トップの日本が高齢者を75歳以上と定義すれば、世界的な先行例となりそうだ。

 WHOは「多くの先進国では、定年となる60歳か65歳が高齢者の始まりとみなされている」と指摘。米政府は65歳以上を「高齢者」とした統計を多く発表している。

 15年の日本の平均寿命は83・7歳で、20年以上連続で首位となっている。若年層の縮小や健康な高齢者層の増大に伴い、日本を含む先進国では60歳代半ばから後半への年金支給開始年齢の段階的引き上げが続く。欧米では年齢を理由とした強制退職を禁じている国も多い。

 日本では定年延長や継続雇用制度の導入が進むものの60歳定年制の企業が依然多く、高齢化対応は欧米に比べ進んでいるとは言い難いのが実情だ。(共同)

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