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【話の肖像画】日本医師会長・横倉義武(4)日本の医療を世界のモデルに

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【話の肖像画】
日本医師会長・横倉義武(4)日本の医療を世界のモデルに

今年10月に台北で開かれた世界医師会総会で次期会長に選出された (日本医師会提供) 今年10月に台北で開かれた世界医師会総会で次期会長に選出された (日本医師会提供)

 〈平成26年6月の日本医師会(日医)会長選は無投票で再選。順風満帆に2期目2年の任期も終盤を迎えていた今年2月末、突然の病魔に襲われた〉

 大腸の憩室炎になったんです。もともと大腸の壁の一部が外側に膨らむ憩室があったのですが、そこから出血しました。そのころちょうど新専門医制度の見直しなどの問題があって、ストレスがかかったんでしょうね。

 3月には福岡の自分の病院に入院して、手術を受けました。それまで大病はしたこともなく、高校3年の虫垂炎の手術以来の入院でした。憩室のある部分を全部切除してもらいましたが、腹腔鏡を使ったので、手術の翌日には「歩け」と言われて、病棟の中を歩いていました。6月に会長選を控えてましたが、憩室さえ取ってしまえば大丈夫だと思っていたので、全く不安はありませんでしたよ。

 〈手術の約2週間後には退院。6月の会長選も大差で勝利したが、さらなる重責がめぐってきた。10月に台湾・台北で開かれた世界医師会の総会で、次期世界医師会長に選出されたのだ。日本人では元日医会長の武見太郎、坪井栄孝両氏(いずれも故人)に続く3人目となる〉

 昨年の世界医師会の総会の時、アジアのいくつかの国の医師会、特に台湾の医師会から「次の会長選に立候補したら」と言われたんです。それでアジア各国の医師会が支援してくれました。

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