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【話の肖像画】日本医師会長・横倉義武(1)政治との深い関係構築

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【話の肖像画】
日本医師会長・横倉義武(1)政治との深い関係構築

横倉義武氏(寺河内美奈撮影) 横倉義武氏(寺河内美奈撮影)

 〈大正5(1916)年に医師による初の全国組織として発足した大日本医師会を源流とする日本医師会(日医)。今年6月の会長選で3選を果たし、約16万7千人の会員の医師のトップとして陣頭指揮を執り続けている〉

 地元の福岡に帰るのは週末だけで、平日は東京に住み、午前9時には本駒込にある日本医師会館の会長室に入り、いろいろな報告を受けるんです。医療制度の審議会に日医の役員が入っているので、そこでどういう方向で主張するか指示したりしています。出張も結構多くて、今の医療制度について講演をしたり、地域でどういう問題があるのかお聞きしたりしています。

 週2、3回、会長室に入る前にいろいろな方とお会いしますが、やはり政治家が多いですね。医療を行う上でいろんな法律の規制がたくさんあります。理想的な法律をつくっていくと現実と乖離(かいり)することが時々ある。ですから、政治家とは現実に合わせた形でどう法律をつくっていくのかという話し合いをよくしています。

 〈会長選をめぐり激しい権力闘争も繰り広げられる日医で長期政権を築いているのは、安倍晋三首相との良好な関係が背景にあるといわれている〉

 安倍首相とは、彼が若手で自民党の社会部会長(現在の厚生労働部会長)をされていたころに知り合いました。彼は地元が山口、私は福岡。隣県で割と近いので、たまに地元の方でお会いしていました。その後、本当にとんとん拍子で官房副長官、党の幹事長、官房長官をされていって、こんなに早く首相になられるとは思わなかったです。

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