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【電通女性社員過労自殺】高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(上)「電通鬼十則は即時消すべき」

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【電通女性社員過労自殺】
高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(上)「電通鬼十則は即時消すべき」

富士の樹海に設置された自殺防止の掲示板について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影) 富士の樹海に設置された自殺防止の掲示板について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影)

「こうしたことが背景で過労死ホットラインを作りまして弁護士、医師、民間の専門家と連携して市民相談を開始しました。その後バブル崩壊を経て90年代は状況が長期不況になりました。ここでバブルとは違う形の長時間労働が見られます。『生き残り』をキーワードにした長時間労働が生まれました。また、雇用不安のストレスが職場にひろがり、脳心臓疾患だけでなく精神疾患、自殺が急増しました」

 「(スライドショーを見せ)この写真は富士の樹海です。民間団体も一緒に立て札を立て巡回して自殺防止に取り組むということです。90年代後半からさかんに行われるようになりました。さきほどの諏訪湖の立て札とまったく同じです。90年間たって日本のこの面ではほとんど変わっていない。問題の深さを感じます」

 「2003年に、あるメーカー技術者が突然行方不明になりました。DNA鑑定で身元が確定された。ご遺族が『本人は長時間労働で疲れていた』と労働基準監督署に申請し、労災認定されました。樹海で亡くなる方は少なからず働き方の問題も原因として関係してくると思います」

 「最近12年間の厚労省の労災認定件数は年間420から810件。この数年間では700から800件とあります。このうち死亡は、だいたい200件くらいですね。脳疾患、精神疾患、心臓疾患についても高い水準にとどまっています」

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