産経ニュース

【群馬「正論」懇話会】小川栄太郎氏講演詳報 譲位の先に「皇室の復権」「国民が危機感共有を」

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【群馬「正論」懇話会】
小川栄太郎氏講演詳報 譲位の先に「皇室の復権」「国民が危機感共有を」

笑顔を交え講演する小川栄太郎氏=1日、前橋市の前橋商工会議所 笑顔を交え講演する小川栄太郎氏=1日、前橋市の前橋商工会議所

 そして「昭和天皇と今上陛下が超人的なご努力とご立派さで象徴天皇としてのお務めをされたため、皮肉にも皇室が抱えた存続不可能な制度上の致命的欠陥を覆い隠され、われわれ国民は(制度を)変えなければならないことを忘れてしまっていた」と分析。その上で「譲位だけいじったら何とかなるというレベルではない」とし、長期的課題として、GHQによる皇室の弱体化の改善を指摘した。

 弱体化として、(1)天皇の神格の否定(2)皇室財産の没収(3)皇族の大規模な縮小と華族・貴族の解体(4)宮内省の解体(5)天皇の地位の法的保障の剥奪-の5点を挙げた。そして、「(1)は失敗した。日本人の精神から消せなかったからだ。しかし、その他は制度上のことなので深い傷を残し、そのまま改善されず、今に至っている」とした。

 「例えば、皇室財産は戦前の0・4%までに縮小され、陛下の財産上の自由裁量権はなくなった」と嘆いた上で、「15家70人が4家19人に激減してしまった」という皇族の減少を問題視。「皇位継承者も36人から8人となり、今では4人になった」とし、先細りする皇室の将来への対応こそが、「国民が共有しなければならない問題点だ」と訴えた。

続きを読む

関連ニュース

【仙台「正論」懇話会】日本が大国としての役割を果たすため…「憲法改正は9条改正の正面突破で」 ケント・ギルバート氏

「ライフ」のランキング