記事詳細
観測隊、南極の海へ しらせ、豪州を出港
第58次南極観測隊は2日午前(日本時間同)、観測船しらせでオーストラリア・フリマントルから南極に向けて出発した。7日に南極圏に入り、月末には昭和基地沿岸に到着する見込み。
地元の日本人ら約30人が見送りに訪れた。本吉洋一隊長は「いよいよ出発。気を引き締めていきたい」と話し、港を後にした。
第58次隊は、南極沿岸の海氷変動の実態を解明するため海洋観測を行うほか、昭和基地でレーザー光を使った大気の精密観測なども予定している。
しらせは11月27日にフリマントルに入港。隊員らは観測などに使うためにチャーターした小型ヘリや機材の積み込み作業をしたり、現地の日本人学校の生徒らと交流したりしていた。(共同)