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東大図書館の閉館やめて 改修で1年間 学生ら「学習に支障」

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東大図書館の閉館やめて 改修で1年間 学生ら「学習に支障」

 東大本郷キャンパス(東京都文京区)の総合図書館本館が、耐震改修工事のため来年4月から約1年間、ほぼ閉館状態となる恐れがあるとして、学生の団体が1日、記者会見して工事計画見直しを訴えた。図書館側は「誤解を与えた。全てのサービスを停止することはない」とのメッセージを発表、火消しに躍起だ。

 東大によると、同館の蔵書は120万冊以上で学内最大規模。会見した「閉館に反対する学生の会」によると、当初は数年かけて段階的に工事する予定だったが、国の補正予算が付いて計画が前倒しされ、平成29年度中に複数の工事が重なることになったという。図書館は先月22日、「29年度中は、本館の施設としての利用が事実上困難だと判断せざるを得ない状況」と通知した。

 学生らは「学習や研究に支障が出る」と反発し、大学側に経緯の説明や代替措置の実施を要求。「学生の会」の共同代表を務める教養学部3年の楊椋さん(22)は「文献がなければ学生も研究者も不利益を受ける」と話した。

 図書館は先月30日、ホームページに「完全に閉館し全てのサービスを停止することはない。学習や研究に支障をきたさないことを最優先とし、資料の出納や学習スペース確保の在り方を検討している」とのコメントを掲載、理解を求めている。

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