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【話の肖像画】庭園デザイナー・石原和幸(5)庭園を観光、まちづくりに

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【話の肖像画】
庭園デザイナー・石原和幸(5)庭園を観光、まちづくりに

11月3日、自らデザインを手がけ、宮城県女川町に寄贈した庭園を手入れする (石原和幸デザイン研究所提供) 11月3日、自らデザインを手がけ、宮城県女川町に寄贈した庭園を手入れする (石原和幸デザイン研究所提供)

 〈来年もチェルシーフラワーショーに出場する予定で、すでに作品の構想を描いている〉

 いい庭というのは、お客さんが「わー」とか「うそー」という声を発するか、いきなり写真を撮るかという反応があります。そんな庭を常に目指していきたい。そのためには、世界最高峰のチェルシーに出て金メダルを取り続けます。そうすることでさらに腕を磨いていきます。来年のチェルシーは「王の庭」をテーマにします。

 笑われるかもしれませんが、ノーベル平和賞がもらえるような男になりたいのです。神様から「和幸、庭を死ぬまでやれ。みんなを笑顔にせえ」と天命をいただいた気がしています。

 殺人など深刻な事件は昔からあったのでしょうが、最近はそんなニュースばかりのような気がします。寂しいですね。すごく便利な世の中になったけれど、なんかそれだけでいいのかと思うのです。

 花って楽しいじゃないですか。人を笑顔にします。花を見て怒る人はいませんよね。少しでも争いがなくなればいいな。今の時代だからこそ、花や緑に触れることは絶対に大事で、広めたい。庭のある家は少ないかもしれませんが、家と庭と書いて家庭です。家だけでは会話が弾まなくても、庭があることで会話のきっかけになりますよ。

 大阪市で開催中の「うめきたガーデン」はたった1カ月で造りました。大阪は「水の都」といわれますが、緑が少ないと聞きます。家庭でもどんどん緑を増やしていただき、うめきたガーデンのような景色が大阪中、日本中で広がればいいな、と思います。(聞き手 中島高幸)=次回は小説家の原田マハさん

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