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鳥インフル、新潟・青森で殺処分 千葉県内も23年に検出…教訓踏まえ防疫協定や研修、対策強化

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鳥インフル、新潟・青森で殺処分 千葉県内も23年に検出…教訓踏まえ防疫協定や研修、対策強化

 県内の26年2月現在の採卵鶏の飼養戸数や成鶏雌の羽数は全国2位。国内有数の一大養鶏地域として知られる本県は23年の発生を受け、鳥インフルエンザ対策の強化に取り組んできた。ウイルスを持った野鳥やウイルスを媒介するおそれのあるネズミやタヌキといった小動物の侵入を防ぐための防鳥ネットや鶏舎の改修、消毒を呼びかけるなどしている。中でも、冬場は小動物が暖を求めてすき間などから鶏舎内に入り込む実例が多く寄せられているといい、各農家に鶏舎の修繕の徹底を訴えている。

 また、前回は発生が東日本大震災の直後だったため、物資や人手不足に悩まされた苦い経験がある。当時を知る県の担当者は「節電などで電気も乏しい中、職員らが不眠不休で対応に当たっていた」と苦々しく振り返る。

 県ではそういった教訓を踏まえ、有事の際などにウイルスが発生した場合に備えた「防疫対策業務協定」を県の建設業やトラック協会など8団体と締結。防疫資材や家畜の運搬や、消毒などの作業時における物資や人材の確保を取り決めた。

 また、指揮系統の不備の改善に向け、農家や県職員に向けた研修などの教育体制にも尽力している。県の担当者は「ハード、ソフトの両面で対策を強化し、迅速な対応ができるよう万全の準備を整えておきたい。農家の方々には、ニワトリの突然死が相次ぐといった異変が見つかった場合には、すぐに家畜保健衛生所に連絡してほしい」としている。

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