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【父の教え】師匠なく… 父と梅棹氏の薫陶で地位築く 刷り上がりの「ときめき」が芸術家の原点に 版画家・田主誠さん 

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【父の教え】
師匠なく… 父と梅棹氏の薫陶で地位築く 刷り上がりの「ときめき」が芸術家の原点に 版画家・田主誠さん 

「版画家として続けてこられたのは、父と梅棹先生のおかげです」と話す田主誠さん (南雲都撮影) 「版画家として続けてこられたのは、父と梅棹先生のおかげです」と話す田主誠さん (南雲都撮影)

 「世の中はどんどん変わっていくが、失われていく日本の心を残しておきたいんです」

 作品が刷り上がる瞬間は、今もときめくという。印刷所で父と母がローラーから刷り出したときのみずみずしい印象が、芸術家としての原点になっている。(原田純一)

                   

 ≪メッセージ≫

 「信念を持て」。亡くなる前に病室で聞いたこの言葉を覚えています。それを胸にここまで頑張ることができました。ありがとう。

                   

【プロフィル】田主元近

 たぬし・もとちか 大正2年、鳥取県米子市生まれ。京都府舞鶴市の舞鶴海軍工廠勤務を経て、昭和17年に召集、タイへ出征した。終戦とともに舞鶴に戻り、謄写版印刷所「田主謄写堂」を開業。33年、死去。

                   

【プロフィル】田主誠

 たぬし・まこと 昭和17年、京都府舞鶴市生まれ。地元の高校を卒業後、海上自衛隊舞鶴地方隊に勤務しながら独学で版画を始めた。国立民族学博物館では展示や広報を担当。毎年、故郷の舞鶴で個展を開いている。

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