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【話の肖像画】庭園デザイナー・石原和幸(3)世界最高峰のショーに出場

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【話の肖像画】
庭園デザイナー・石原和幸(3)世界最高峰のショーに出場

2004年に初出場した「チェルシーフラワーショー」で庭園「源」の制作に取り組む (石原和幸デザイン研究所提供) 2004年に初出場した「チェルシーフラワーショー」で庭園「源」の制作に取り組む (石原和幸デザイン研究所提供)

 〈テレビ出演がきっかけで仕事の依頼は増えたが、1年ほどで元に戻った。世界一にならねばと、世界最高峰の庭園ショー「チェルシーフラワーショー」の出場を目指す。苦労の連続だったが、2004(平成16)年に初出場で入賞を果たす〉

 ディズニーランドとか高級ホテルの庭園は誰が造っているのか調べると、ほとんどがゼネコンなどでした。こういう仕事を受けるためには、日本一ではだめで、世界一になるしかないと思いました。

 世界一はどこで決まるのかを調べると、英国のエリザベス女王が総裁を務める王立園芸協会主催のチェルシーフラワーショーです。2003年に初めて見学に行ったんですが、制作費1億~2億円の庭ばかり。「そら無理や」と思って帰ってきました。

 でも帰国してからもチェルシーが頭から離れず、人から尋ねられて「来年出るよ」と思わず言っていました。出場方法がわからず、バッキンガム宮殿だったと思いますが、電話で「チェルシーに出たい。エリザベス女王いますか」と問い合わせました。担当を教えてもらって連絡すると「プロフィルがほしい」というので、これまで掲載された新聞記事などを送りました。しばらくして手紙が届いたんです。

 早合点して、当時の長崎県知事に会いにいって「出場決まりました」と報告すると「お前、たいしたもんや」と褒められ、記者会見することになりました。会見で威勢よく「行ってきます」と言いました。その後で手紙を翻訳してよく読むと、ただの申込書やったんですよ。もう大変ですよ。

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